毎年ゴールデンウィークに行われる恒例の親子キャンプ「春の自遊楽校」は5月3-5日に岩手県花巻市で行われました。今年のテーマは『宮澤賢治』。「賢治を研究する人はたくさんいるが、賢治の世界を遊ぶ人はいない。」とどなたかが言ってたそうですが、自遊楽校に参加する人は大人も子どもも遊び大好きな方ばかり。そして温泉はもちろんですが賢治の世界にゆったりとじっくりと浸りました。
ゲストの編集者・松田素子さん、メリーゴーランドの増田ひげのおっさん、新田どんたちのお話を聞いたのは羅須地人協会があったという建物。子どもや日本の未来、生き方、芸術などなど話題が尽きないのでした。
昼食は賢治が大好きだったという天ぷらそばとサイダーをいただきました。賢治はかつてこのお店で教え子にサイダーをごちそうしていたそうです。
二日目に全員で見た映画「大きな家」はとっても素晴らしい映画。、監督の澄川さんが、岩手で二番目に高い山の早池峰山の麓、あの有名な映画「タイマグラばあちゃん」を足掛け15年にも渡り制作するために今まで勤めていたNHKをやめて、家族とともに移り住んでしまいました。「大きな家」は大自然に囲まれて育つ澄川監督の子どもたちの成長の物語です。
9年間に渡り、子どもたちの姿を追いかけたドキュメンタリー映画。その制作に伴うこぼれ話を澄川監督自らご紹介していただきました。新田どんがまちづくりに携わる石鳥谷の元酒蔵で特別に行われた上映会でした。登場する女の子(澄川監督の長女)は「私たち大きな家に住んでいるんだね。」という感動的な一言をつぶやきます。早池峰の厳しくも優しい大自然のなかで暮らているからこその彼女の言葉であったのでしょう。静かで深い感動の時間でした。
子ども学園の子どもたちは宮澤賢治をテーマにした遊び心いっぱいの『賢治のまち』を作っていて、最終日にまちびらきをするのですが、そこで使える通貨は「1どん」「1リカ」「1あきら」。そしてニセ札の「1ラーメン」があります。
大人はその通貨をゲットするため、つまり、最終日に賢治のまちで遊ぶために、一芸の披露したり働いたりして、どんちゃんに認められれば通貨がもらえる、という仕組みなのでした。皆さん、かなり燃えていらっしゃいましたねー。
かくして『賢治のまち』は三日目に開催。子どもたちも大人たちも夢中になって遊びました。
宮澤賢治にちなんだ手作り作品のオークション、ダンスや漫才のステージ、エアーセロ演奏、スケッチやさん、「雨にも風にもマケルゲーム」や「ヤマネコたたきゲーム」などなど。子どもたちがつくったレストランやお菓子やさんなどなどたくさん遊べます。
賢治のまちでひたすら遊んでラストにはあそびうたコンサート。
10年以上にわたって参加し続けてくれて、この春、大学生になった河合まゆこちゃんや、受験を終え2年ぶりに参加した中高生たちなどなどの活躍もスバラシイものでした。昼は子どもたちと真剣に笑って遊んで、夜は恋バナなどで盛り上がる。コンサートでも踊って笑って楽しんで、小学生に憧れられる中高大生です。
つけひげをつけてヒゲヒゲーズとして踊り終わったりんくんは、ひげをはずしたのにもかかわらず「まだヒゲがついてるよ。」と言われてましたね。。。成長の証です。
お父さんたちもステージで踊ってくれてありがとうございました。
とことん遊んだあとは子どもも大人もとってもいい表情になりますね。エネルギーは相当消費しているだろうけれども、ストレス発散というよりも、完全に心の栄養補給の時間だったのではないでしょうか?だって皆さん充実した、とってもいい表情で帰って行きましたよ。来て下さった皆さん、一緒に遊んでくれてどうもありがとうございました。
また来年もあそびましょう!!!