2011.09.11 Sunday
9/1 子どもの笑顔元気プロジェクト 福島県伊達市に行ってきました。
9/1 福島県伊達市であきらちゃん&ラーメンちゃんコンサート!梁川(やながわ) 幼稚園、保原幼稚園、梁川保育園の3ヶ所に行ってきました。センセイ方も子どもたちもずいぶん前から、すごく楽しみにして待っていてくれました。
Akira-chan&ramen-chan visited Date-city in Fukushima prefecture
They held their concert in Yanagawa Kindergarten, hobara Kindergarten, yanagawa narsery school in date-city in Fukushima Prefecture.
Both nursery teachers and children were waiting and loooking forward to meeting them.
8/31から園庭の表土除染作業が始まっていました。
Removing of ground surface of institute's garden is started from August 31st.
年長の女の子が「あきらちゃん、あのね、おそとであそびたいの。ブランコのりたいなぁ」 先日、NHKで福島市の渡小学校の校庭で遊ばせたいと願う学校と保護者の取り組みについての番組を観た。ブランコの座る部分が校庭の中でいちばん放射線量が高いので、ブランコは当分使えない・・・という内容だった。「そうだよね。ブランコ楽しいもんね。」・・・ボクはその子の目をまっすぐ見つめながらも、そう答えるのが精一杯だ。ごめんなさい。センセイや親御さんの子どもたちに対する日々のコトバがけって相当つらいんだろうと痛感する。子どもたちは全員、8/1から「線量計」を首から下げている。一ヵ月ごとに回収されて登園降園時の放射線量を計測する。これをぶら下げずに園庭で思いっきり遊べる日が早く早く来ますように。 ♪たかはしあきら あきらちゃんブログ→伊達市関連の記事です。
幼稚園の千葉センセイからメールをいただきました。千葉センセイの了承を得て以下、添付します。
『私は原子力発電所を保有する県に住みながら、それについて正面から向き合い真剣に考えたり、危機感を持ったりしたことがほとんどありませんでした。しかし震災以来、誰もが「放射能」という目に見えない恐怖に怯え、大きな不安を抱えながら生活しています。あれから半年が過ぎた現在では、学校や幼稚園等の表土除去や除染などが始まりました。線量は除去前より低くなったものの、数値が「0」になることはありません。特に、幼い子どもたちは甲状腺異常などの影響を受けやすいため、保護者の方はより神経質になっています。将来への不安から線量の低い土地に避難したり、県外へ移住する家族も増えてきています。同じ市内であっても地形や風向きの関係で、『ホットスポット』と呼ばれる線量の高い所が点在し、避難区域に指定され、その土地で生活できない人たちがいることも事実です。有名大学教授による放射能に関する講演会も、度々行われるようになりました。僅かでも正しい知識を得るため、抱えている不安の解決の糸口を見つけるため、そこに救いを求めたのですが、先生によって見解の相違が見られました。いったい何が正しい情報なのか?判断することは愚か、かえって混乱してしまい余計に不安を覚えてしまうのでした。それでも私たちは、この土地で生きていかなければなりません。こんな状況の中で、本当は子どもたちが一番の被災者なのかもしれません。自然豊かな土地に住んでいながら、感性が豊かなこの時期に季節ならではの体験も限られ、戸外で遊ぶこともできないまま季節は変わっていきました。思いっきり発散できない苛立ちから情緒も不安定になり、精神的ストレスも私たちが考えている以上のものを抱えていると思います。それを少しでも緩和してあげることができるのは、いつも子どもたちのそばにいる、私たち保育者の役割だと考えています。
今回、『子どもの笑顔元気プロジェクト』のご支援で、あきらちゃん&ラーメンちゃんコンサートで一緒に遊んでいただける機会がありました。その時には、一人ひとりの表情がパッと明るくなり、大きな声で笑う子どもたちの姿がありました。大きな不安を抱えながらも、私たち保育者は「子どもたちを守っていこう!」という強い思いでいたはずなのですが、逆に子どもたちのこの『笑顔』に助けられ、支えられていることに改めて気づきました。戸外で思いっきり深呼吸をして思いっきり遊べる日はいつになるのか?、健康被害はどうなのか?先が見えず心が折れそうになってしまうこともあります。それでも、私たち大人が立ち止まっているわけにはいきません。私たちにできることは何なのか、足許を良く見つめ、支援してくださる皆さんの力もお借りしながら、少しずつでも前に進んでいきたいと考えています。』
文・写真*たかはしあきら 英訳*小林ちんねん
Akira-chan&ramen-chan visited Date-city in Fukushima prefecture
They held their concert in Yanagawa Kindergarten, hobara Kindergarten, yanagawa narsery school in date-city in Fukushima Prefecture.
Both nursery teachers and children were waiting and loooking forward to meeting them.
8/31から園庭の表土除染作業が始まっていました。
Removing of ground surface of institute's garden is started from August 31st.
年長の女の子が「あきらちゃん、あのね、おそとであそびたいの。ブランコのりたいなぁ」 先日、NHKで福島市の渡小学校の校庭で遊ばせたいと願う学校と保護者の取り組みについての番組を観た。ブランコの座る部分が校庭の中でいちばん放射線量が高いので、ブランコは当分使えない・・・という内容だった。「そうだよね。ブランコ楽しいもんね。」・・・ボクはその子の目をまっすぐ見つめながらも、そう答えるのが精一杯だ。ごめんなさい。センセイや親御さんの子どもたちに対する日々のコトバがけって相当つらいんだろうと痛感する。子どもたちは全員、8/1から「線量計」を首から下げている。一ヵ月ごとに回収されて登園降園時の放射線量を計測する。これをぶら下げずに園庭で思いっきり遊べる日が早く早く来ますように。 ♪たかはしあきら あきらちゃんブログ→伊達市関連の記事です。
幼稚園の千葉センセイからメールをいただきました。千葉センセイの了承を得て以下、添付します。
『私は原子力発電所を保有する県に住みながら、それについて正面から向き合い真剣に考えたり、危機感を持ったりしたことがほとんどありませんでした。しかし震災以来、誰もが「放射能」という目に見えない恐怖に怯え、大きな不安を抱えながら生活しています。あれから半年が過ぎた現在では、学校や幼稚園等の表土除去や除染などが始まりました。線量は除去前より低くなったものの、数値が「0」になることはありません。特に、幼い子どもたちは甲状腺異常などの影響を受けやすいため、保護者の方はより神経質になっています。将来への不安から線量の低い土地に避難したり、県外へ移住する家族も増えてきています。同じ市内であっても地形や風向きの関係で、『ホットスポット』と呼ばれる線量の高い所が点在し、避難区域に指定され、その土地で生活できない人たちがいることも事実です。有名大学教授による放射能に関する講演会も、度々行われるようになりました。僅かでも正しい知識を得るため、抱えている不安の解決の糸口を見つけるため、そこに救いを求めたのですが、先生によって見解の相違が見られました。いったい何が正しい情報なのか?判断することは愚か、かえって混乱してしまい余計に不安を覚えてしまうのでした。それでも私たちは、この土地で生きていかなければなりません。こんな状況の中で、本当は子どもたちが一番の被災者なのかもしれません。自然豊かな土地に住んでいながら、感性が豊かなこの時期に季節ならではの体験も限られ、戸外で遊ぶこともできないまま季節は変わっていきました。思いっきり発散できない苛立ちから情緒も不安定になり、精神的ストレスも私たちが考えている以上のものを抱えていると思います。それを少しでも緩和してあげることができるのは、いつも子どもたちのそばにいる、私たち保育者の役割だと考えています。
今回、『子どもの笑顔元気プロジェクト』のご支援で、あきらちゃん&ラーメンちゃんコンサートで一緒に遊んでいただける機会がありました。その時には、一人ひとりの表情がパッと明るくなり、大きな声で笑う子どもたちの姿がありました。大きな不安を抱えながらも、私たち保育者は「子どもたちを守っていこう!」という強い思いでいたはずなのですが、逆に子どもたちのこの『笑顔』に助けられ、支えられていることに改めて気づきました。戸外で思いっきり深呼吸をして思いっきり遊べる日はいつになるのか?、健康被害はどうなのか?先が見えず心が折れそうになってしまうこともあります。それでも、私たち大人が立ち止まっているわけにはいきません。私たちにできることは何なのか、足許を良く見つめ、支援してくださる皆さんの力もお借りしながら、少しずつでも前に進んでいきたいと考えています。』
文・写真*たかはしあきら 英訳*小林ちんねん